骨粗鬆症とは?原因と予防方法解説

骨粗鬆症と聞いたことがない、また聞いたことあるけど私には関係がないと思っている人はいませんか? 

骨粗鬆症は普段からの生活によって予防することができます。今回は骨粗鬆症について学び、早い段階から予防してみましょう。 

骨粗鬆症とは 

骨の強度が低下して、骨折しやすくなる骨の病気のことです。

簡単にいうと骨がスカスカな状態になることです。
骨粗鬆症により骨がもろくなると、つまずいて手や肘をついたわずかな衝撃で骨折してしまうことがあります。 

がんや脳卒中といった病気にはなりませんが、骨折から要介護になる人も多いです。 

骨粗鬆症の原因 

加齢 

骨密度は50歳前後から低下していきます。
加齢によってカルシウムの吸収が悪くなったり、カルシウムの吸収を助けるビタミンDをつくる働きが弱くなるなどの理由があります。 

また、食事量や運動量の減少も関係します。 

・閉経後の女性ホルモン低下 

骨粗鬆症の80%以上が女性と言われています。
女性ホルモンは骨をつくる上で必要なホルモンです。しかし、閉経によって女性ホルモンが減少するとともに骨密度が減り骨粗鬆症になる可能性が極めて高くなります。 

・無理なダイエット 

無理なダイエットによる栄養不足は、骨粗鬆症になる原因の一つです。特に成長期は丈夫な骨をつくったり、骨にカルシウムを貯蔵したりする必要がありますから、その際に極端なダイエットをすると将来骨密度に悪影響を与えます。 

・運動不足 

骨は負荷が与えられれば、骨をつくる細胞が活発になりますので、運動不足の方は骨が衰えやすいです。 

予防 

・食事 

カルシウムビタミンDビタミンKを多く含む食材を選びましょう。それらは骨の形成に必要な栄養素です。カルシウムとビタミンDを同時に取ることで腸管でのカルシウム吸収率がよくなります。 

あわせて、タンパク質の摂取量が減少している方は、タンパク質も一緒に摂取しましょう。 

主にカルシウム、ビタミンD、ビタミンKを多く含む食品は以下になります。 

カルシウム 

牛乳、乳製品、小魚、大豆製品、小松菜 

ビタミンD 

鮭、うなぎ、さんま、卵 

ビタミンK 

納豆、ほうれん草、小松菜、ブロッコリー 

アルコールやスナック菓子、インスタント食品はできるだけ控えましょう。 

・運動 

骨は、負荷がかかるほど骨を作る細胞が活発になり、強くなる性質があります。ですので、できるだけ日常生活の中で運動を取り入れましょう。

ウォーキングやジョギングをはじめとする有酸素運動と筋力強化のために筋力トレーニングも行いましょう。 

まとめ 

日頃の食事を見返し、運動を取り入れるだけで骨粗鬆症を含め、様々な病気の予防になります。

生活をかえることができない方は、普段の食事(肉や魚を少し多く食べてみる)や運動(エレベーターではなく階段をつかう)を少しだけプラスしてみてください。

その少しのプラスによってあなたの健康は作られます。 

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